23卒・就活最速ルポ 「内定獲得への道」。 就活で一番大変だったことランキング2022

2022.09.29

\ 先輩205人に聞きました /

23卒・就活最速ルポ

内定獲得への道

コロナ禍が収束しなくても就活シーズンは毎年やってくる。就活事情も変化していくなかで、先輩たちがどうやって内定を勝ち取ったかアンケート&インタビューで調査。何があってもブレずに闘い続ける方法とは!?

※non-no大学生エディターズを含む2023年卒業予定の大学生、短大生、専門学校生、大学院生205人が回答。

発表! 就活で一番大変だったことランキング2022

やっぱり就活は気苦労も多いみたい。特に先輩たちが大変だと感じたことをピックアップ。乗り越えるために工夫したことも聞きました。

自己分析

「改めて分析してみると自分自身についてあまり知らないことに気づいた」「自分の長所を見つけるのが大変だった」と感じた人多し。「いろんな人に"私ってどんな人?"と聞いてみるのが案外ヒントになるかも」というアドバイスのように、一人で考えるだけでなく、友達や家族などの周りの声を参考にして分析を進めるのがベスト。

メンタルの維持

自分を見定められることってかなりのストレス!「いつ終わるんだろうとへこんだ時もあったけど、"一人じゃない""将来に直結することだし今やらないと"と思って頑張った」と自分を奮い立たせていた先輩も多数。「たまに趣味に没頭する日を作る」なんて人も!

ガクチカ

"ガクチカ=学生時代に力を入れたこと"。コロナ禍でも工夫して過ごしたことを書いた人が多かった。また、アルバイトやサークル活動のことでなくても、「大学で何を学んだか、通って変わったこと、人間として成長したことを中心に書いた。資格習得のこともつけ加えて、新しい知識を自分のものにすることへの熱意を伝えた」という人も。

対面の面接対策

面接対策はとにかく練習に限る! 「面接官の経験がある大学の先生3人に面接を1~2回ずつお願いして練習」「答えづらい質問にも対応できるように練習しておくと、その緊張感に慣れて、本番でもスムーズに話せる」

スケジュール管理

「さまざまな企業のスケジュールでこんがらがってしまい、ESが間に合わなかったことが」と多くの企業にエントリーしていると管理も大変。「予定をカツカツにしすぎるとしんどくなる。休める時は休むようにした」との声もあり。

リモートの面接対策

すでに当たり前のように実施されているリモート面接。「カメラの目線や部屋の明るさ(画面全体の白さ)などで、面接官に与える印象はかなり変わるので、セッティングもしっかり行ったほうがいい」とのアドバイスが。

気になるデータ

選考で、グループディスカッションはありましたか?

グループディスカッションは「なかった」が昨年の49%から60%に拡大。リモートで経験した人は「発言をゆずり合う&時差も感じてやりとりがスムーズにいかなかった」や、「途中でネット回線が切れてしまった人がいて待機時間があった」などの苦労もあったみたい。

インターン

インターンシップとは就業体験をすることで、経験すると早期選考に有利という情報も。ただし、人気企業は応募も多く激戦。「インターンに応募する前から自己分析や応募動機などの対策も進めておいて!」とのこと。

気になるデータ

インターンを経験した企業数は?

インターン経験なしという人が多い一方で、10社以上経験をしたという猛者が7.5%も! インターンの内容は、1DAYが圧倒的に多く、オンラインでのグループワーク&プレゼンや、ワークショップが主流。なかには「説明会とほぼ変わらなかった」という人も。「オンラインだからこそ何社も体験しやすい」というポジティブな意見も!

OB・OG訪問

コロナ禍の影響か、OB・OG訪問をしない人が多数。形式は「先輩方も忙しいため、オンラインなら気軽に受けてもらえた」とのこと。また、「SNSやネットの口コミのほうが情報が豊富」との意見多し。ただし、「ネットの情報は信頼性がイマイチだから直接聞きたい」との声も根強い。

気になるデータ

OB・OG訪問をした人数は?

OB・OG訪問をした中で多かった形式は?

情報収集で役立ったツールは?

OB・OG訪問をしない代わりに、ほとんどの人が就活情報サイトを活用して情報収集。また、SNSのオープンチャットで志望業界を登録して情報交換をし合ったり、就職支援団体に登録したり、大学のキャリアセンターや教授、先輩などの身近な人たちを頼りにしていた。

2022年11月号掲載
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