【小嶋陽菜さんにお悩み相談】仕事でアイドル経験が生きていると思う瞬間は?

2023.03.09

最強ビジネスウーマン·小嶋陽菜さんが
20歳と人生相談MTG

「こじはる社長、私の悩み聞いてください!」

アイドルとして一時代を築いた小嶋陽菜さん。自身のブランドは圧倒的支持を集め、今では社員育成も怠らない経営者に! 軽やかに、着実に自分らしいキャリアを歩む小嶋さんからノンノ読者へ、夢をつかむためのアドバイスをいただきました。

小嶋陽菜さんのこじはる社長にお悩み相談6-2

ブラウス¥62700・スカート¥89100/アオイ(エムエスジーエム)

HISTORY

2006年10月 AKB48としてメジャーデビュー

2017年4月  29歳、当時最年長でグループを卒業

2018年6月 「Her lip to」ローンチ

2020年1月 株式会社heart relation創業

2022年2月 チーフクリエイティブオフィサーに就任

モチベ、どう保つ?

現在就職活動中です。将来の夢を追いかけたい一方で、日によって「頑張ろう!」「現実を見よう……」と気持ちが上下しています。モチベーションを保つ方法があれば知りたいです。

(21歳・大学3年生)

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見るものに気持ちって影響されますよね。たとえばSNSで暗い情報を見ていたら士気が下がるし、華やかなものを見れば上がるし。だから、視界に入れるものを意識的に選ぶことが、実は大切なのかも。
私は最近TikTokで渋谷を歩き回っている人のライブ配信を見ています。「次、どこに行ってほしいですか?」「酔っ払っている人がいますね」とか話しながら渋谷を練り歩くだけの内容なんですけどハマってます(笑)。
NYの街並みを自転車で走りながら映してくれる人もいて、タイムズスクエアを見てテンションが上がったり。ちなみに日テレの、街の様子を定点観測できるライブカメラを見るのも好きです(笑)。

好奇心がありすぎるのは問題?

好奇心旺盛な性格で、サークルやバイトを次々と始めてしまいます。充実しているのはいいのですが、その分、一つ一つにかける時間が少なくなり、結果的に不完全燃焼で終わってしまうことが多々あります。小嶋さんは芸能活動もさることながらブランドも持ち、マルチに活動されています。どうしたらそれほどの仕事をこなせるのか教えていただきたいです。

(19歳・大学2年生)

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いろんな対象にわくわくできるのは、きっと特技や個性。しかも充実してるなんて素敵なことじゃないかな。
私がマルチタスクをこなせているのは、特殊な訓練を10代の頃からやってきたから(笑)。休日は自分でYouTubeやTikTokなどのコンテンツを撮りためたりしているので、プライベートはほとんどないけど、何をしていても全部仕事につながっている感じ。
チームには、すべてにおいて100点を出せる人だけが必要なわけじゃないし、それぞれ自分が輝けるポジションがあると思うので、いろんなことに挑戦して学びを得ることも一つの手段だと思いますよ。

失敗はありますか?

小嶋さんはなんでも器用にさらっとこなすイメージで、やりたいことを着実に実現しているように見えるのですが、失敗や苦労もあったのでしょうか?

(21歳・大学3年生)

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めちゃめちゃあります。今も大変ですよ! 事件じゃないけど、毎日いろいろ起こります。
ただ、私がネガティブな気持ちに引っ張られて落ち込んだら周りの人も心配するし、社員のみんなも不安になると思うので、なるべく明るく乗り越えるようにしています。社長という立場上、いつでもポジティブで前向きであることをすごく意識するようになりました。
正直、逃げたくなるようなこともあるけど、一緒に頑張ってくれている会社のみんなは、元アイドルが経営者という不安な部分もあるなか勇気を出して入社してくれたと思うので、私も気合いを入れて頑張っています!
小嶋陽菜さんのこじはる社長にお悩み相談6-1

アイドル経験は生きている?

経営のお仕事をしていくなかで、アイドルの経験が生きた!と感じた場面はありましたか。

(21歳·大学3年生)

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すべて。特に、笑顔!
お客さまをはじめ周囲との関わり方、コミュニケーション能力、体力やストレス耐性も。"こういう子って、こうなっていくよね"、みたいな経験からくる予測も含めて、全部です。

挑戦し続ける理由は?

新しい世界にどんどん挑戦しているこじはるちゃん。その原動力って、何ですか?

(21歳・大学3年生)

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見てくれている人、受け取ってくれる方がいること。
年齢を重ねると経験値も上がるし、出会った人の数も増えていく。そのおかげか、やりたいことも、喜んでもらえそうなことも、毎日頭に浮かぶんですよ。だからこれからもどんどんチャレンジしていきたい。毎日がいつも楽しいし、時代や環境に合わせて変わっていくことはあると思うけど、喜んでくれる方がいる限りこの仕事をやっていくつもりです。
社員のみんなにも、入社してくれた以上は、他でできない経験をさせてあげたい。今の自分はまだまだです。経営者として危ういと思われることもあるかもしれないし、成長しないといけない部分もたくさんあります。これからも、先輩方にアドバイスをいただきつつ、止まることなく進んでいきたいです。

Profile

こじま はるな

1988年4月19日生まれ、埼玉県出身。AKB48の1期生としてデビューし、絶大な人気を誇る。アイドルとして活躍中、ファッション誌にも多数出演。プロデュースする「Her lip to」は、2022年に表参道にコンセプトストア「House of Herme」をオープンし、ランジェリーブランド「ROSIER by Her lip to」が新たに誕生するなど、勢いを増すばかり!

2023年4月号掲載
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