――結婚式を舞台にした映画『ウェディング・ハイ』は、バカリズムさんが脚本を務めたドタバタ群像コメディ。関水さんは、中村倫也さん演じる恋人の彰人と人生最大のイベントに臨む、花嫁の遥役をハイテンションで熱演している。
「結婚式会場を飾る花やテーブルクロスの色などを細かく二人で決めるシーンが出てくるのですが、彰人は相づちを打って遥の話を聞いているように見せかけて、心の中では『なんでもいいよ』と思っていて……。女性としてはショックだったけど、話を聞いているふりをして聞いていない男の人と、つい一生懸命になりすぎて話が長くなってしまう女の人って、まさにカップルの“あるある”ですよね。彰人の場合はそれを必死でバレないように隠してくれるので、パートナーとしては優しいしアリだなって思います」
――結婚式当日には、岩田剛典さん演じる元カレが、遥を奪うために式場に乱入しようと計画する姿も!
「女性は過去に好きだった人のことをいつまでも引きずらないし、新たに恋をしたら案外どうでもよくなっていたりするもの。でも男の人は、『元カノは今も俺のことが好きなはず!』と信じているとよく聞きますよね。これも男女の“あるある”だなと思いましたし、その熱量の差は演じていておもしろかったです」
――関水さん自身は結婚式に出席した経験がなく、結婚式自体にも憧れはあまり抱いていなかったとか?
「でも今回の撮影で約3週間、毎日結婚式を挙げていたので(笑)。いつか自分も挙げてみたいという気持ちに変わりました。だって、みんなが一生懸命余興やスピーチをしてくれたり、おめでとうって言ってくれる日なんてなかなかないこと。幸せなイベントだなって思いました」