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momoco
2026.06.01
momocolog’s Seoul Cafe Picks #15
年間120軒、韓国・ソウルのカフェを巡るブイロガーmomocologがお届けする
ソウルの最新ローカルカフェ情報
ソウルで今、カフェ巡りやショップ巡りのエリアとして人気の聖水。
倉庫をリノベーションしたカフェや、感度の高いブランドのショールームが点在するこのエリアで、少し静かに過ごしたい日に訪れたいのが「TEA·THOLOGY SEONGSU」です。

手がけるのは、韓国発のトータルフレグランスブランド「POINTTWOFIVE・SECOND」。
POINTTWOFIVE・SECONDは、香りを通して自分自身の記憶や物語と向き合うような世界観が魅力のブランドです。聖水にあるSEONGSU HAUSでは、フレグランスを体験できるショールームとあわせて、お茶を楽しむTEA·THOLOGYの空間も展開されています。
一般的なカフェのように、気軽にドリンクを買って過ごすというよりも、香りやお茶、器、空間の余白まで含めて、ひとつの体験として味わう場所。
にぎやかな聖水の街を歩いたあとに、少し呼吸を整えるような、静かな時間が流れていました。
TEA·THOLOGY SEONGSUは、華やかなカフェというより、静かにお茶と向き合うティーサロンのような空間でした。

店内は、POINTTWOFIVE・SECONDらしい洗練された雰囲気。
香りのブランドが手がける場所らしく、空間全体にどこか静かな緊張感と余白があり、席に着くと自然と声のトーンも少し落ち着くような感覚があります。

お茶のメニューには、日付のような名前と、季節や記憶を思わせるタイトルがつけられていて、ただ味を選ぶというよりも、その一杯が持つ物語を選ぶような楽しさがありました。
香水を選ぶときに、香りそのものだけでなく、その香りが思い出させる景色や気分に惹かれることがありますが、TEA·THOLOGYのお茶もそれに近い感覚。
味、香り、名前、余韻。
そのすべてが重なって、ひとつの静かな体験になっているのが印象的でした。

TEA·THOLOGY SEONGSUがあるSEONGSU HAUSは、単なるカフェではなく、香り、展示、お茶をひとつの流れで体験できる複合的な空間。
建物に入った瞬間から、一般的なカフェとは少し違う静けさがあり、香りのブランドが手がける場所らしい、感覚を研ぎ澄ませるような雰囲気が漂っています。

特に印象的だったのは、空間そのものの美しさ。
無機質で洗練された印象の中に、あたたかみのある素材や、やわらかな光、たっぷりとした余白があり、建物の中を進むたびに少しずつ別の世界へ入っていくような感覚がありました。
大きく開けた空間、静かに続く階段、余白を生かした展示。
どこを切り取っても絵になるのに、華やかに見せすぎるのではなく、あくまで静かで、余韻のある空間なのが印象的でした。
TEA·THOLOGYの前後には、POINTTWOFIVE・SECONDの香りを体験できるスペースも楽しめます。

お茶を味わう時間と、香りを選ぶ時間。
どちらも、自分の記憶や感覚に静かに触れるような体験で、SEONGSU HAUS全体にブランドの世界観が通っています。
聖水には個性的なカフェがたくさんありますが、TEA·THOLOGY SEONGSUは、空間そのものをゆっくり味わいたくなる場所。
写真を撮りたくなる美しさがありながら、実際に過ごしてみると、視覚だけではなく、香りや音、光の落ち方まで含めて記憶に残るような空間でした。

今回伺った目的は、リニューアルした韓国茶メニュー。
TEA·THOLOGYでは、韓国茶をベースにしたシグネチャーティーや、より現代的にアレンジされたティーバリエーション、そしてお茶と一緒に楽しめるティーペアリングメニューが用意されています。

今回いただいたのは、ティーバリエーションのドリンク2種類と、ティーペアリングデザート。
ドリンクは、
「1月6日:雪の陽ざし」のクリームティーフロートと、
「4月20日:0と1の間の春の雨」のフラワーシェイクティー。
さらに、それぞれのお茶に合わせたペアリングデザートも一緒に注文しました。
韓国茶をベースにしながら、味わいはとても現代的。
名前や見た目の美しさだけでなく、香りや余韻まで含めて楽しめるメニューでした。
「1月6日:雪の陽ざし」は、黄茶をベースにしたクリームティーフロート。

冷たく仕上げた黄茶に、ライムの酸味、ココナッツ、ソルト、ストロベリーを合わせたティーバリエーションです。
“雪の陽ざし”という名前の通り、冷たさの中にやわらかな温もりを感じるような一杯。
黄茶の穏やかな印象に、ライムの爽やかさやココナッツのまろやかさが重なり、一般的なミルクティーやフルーツティーとは少し違う、奥行きのある味わいでした。
甘さだけではなく、ソルトのニュアンスが入ることで全体がすっきりまとまっていて、デザートのように楽しめるのに重たすぎないところも魅力。

韓国茶をベースにしながら、現代的なドリンクとして仕上げられているのがTEA·THOLOGYらしく、香りや余韻までゆっくり味わいたくなる一杯でした。
※原材料にそば、乳成分、いちごが含まれます。

もうひとついただいたのは、「4月20日:0と1の間の春の雨」のフラワーシェイクティー。
こちらは、青茶を抽出したベースをシェイクし、ライムの酸味とモクレンの花の香りを添えたティーバリエーションです。
“0と1の間の春の雨”という名前がとても印象的で、まだ完全に始まる前の季節や、変化の途中にある空気を思わせるような一杯。

青茶の清涼感に、ライムのすっきりとした酸味、そして花の香りが重なり、軽やかで透明感のある味わいでした。
シェイクティーならではのやわらかな口当たりもあり、歩き疲れた日の聖水散策にもぴったり。
爽やかなのに、どこか静かな余韻が残るところが印象的でした。
ドリンクとあわせて注文したのが、ティーペアリングデザート。
TEA·THOLOGYでは、それぞれのお茶に合わせた小さなデザートが用意されていて、ドリンクだけで味わうのとはまた違う余韻を楽しめます。
「4月20日:0と1の間の春の雨」のフラワーシェイクティーには、カムテとストロベリーのカンジョン、霧の羊羹、椿のライスケーキをペアリング。

カンジョンは韓国の伝統菓子のひとつで、今回はカムテの風味とストロベリーの甘酸っぱさが重なる、少し意外性のある組み合わせ。
青茶をベースにしたフラワーシェイクティーの爽やかさに、韓国菓子らしい香ばしさややさしい甘さが重なり、軽やかながらも印象に残るペアリングでした。
霧の羊羹は、なめらかな口どけと控えめな甘さが印象的。
椿のライスケーキは、見た目のかわいらしさだけでなく、お餅らしいやさしい食感も楽しめました。
「1月6日:雪の陽ざし」のクリームティーフロートには、桜あん、羊羹、花びらクッキーを合わせて。

桜あんのやわらかな甘さや、羊羹のなめらかな口どけ、花びらのような小さなクッキーの繊細な見た目が、雪の陽ざしという名前を持つ一杯の世界観ときれいにつながっていました。
どちらのペアリングも、ひとつひとつは小ぶりながら、見た目にも美しく、味や食感の違いを少しずつ楽しめるのが魅力。
甘さは強すぎず、お茶の香りや余韻を邪魔しないバランスで、ドリンクと一緒に味わうことで、TEA·THOLOGYの世界観をより立体的に感じられました。
香り、お茶、甘いもの。それぞれが主張しすぎず、静かに重なっていくような時間でした。
TEA·THOLOGY SEONGSUを訪れたら、POINTTWOFIVE・SECONDの香りの世界もあわせて楽しみたいところ。

フレグランスを体験できるスペースでは、ティータイムの前後に香りを見て回ることができます。
POINTTWOFIVE・SECONDの香りは、それぞれに物語を感じるような奥行きがあり、ただ香水を試すというより、自分の記憶や気分に合う香りを探していくような感覚。
お茶で季節や記憶をたどり、香りで自分の物語に触れる。
そんなふうに、ブランドの世界観をゆっくり楽しめるのが、SEONGSU HAUSならではの魅力です。
聖水にはカフェやショップが多いので、つい予定を詰め込みたくなりますが、ここでは少し立ち止まって、静かに過ごす時間を作りたくなりました。

TEA·THOLOGY SEONGSUは、華やかなカフェというよりも、お茶と香りを通して自分の感覚に向き合えるような場所。
韓国茶をベースにしたティーメニューは、見た目の美しさだけではなく、名前やブレンドに込められた物語まで楽しめるのが魅力です。
聖水で少し特別なティータイムを過ごしたい人や、香りのある空間が好きな人におすすめしたい一軒。
ソウル旅の中で、ただカフェを巡るだけではなく、静かに自分と向き合うような時間を作りたい。
そんな日に、ぜひ訪れてほしい場所でした。
https://www.instagram.com/momocolog



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