馬場ふみか×スタイリスト相澤樹が描く、“花柄の人生”とは？【馬場ふみかのふみかける】

2022年11月18日

馬場ふみかが気になるクリエイターをお迎えしてお届けする連載「馬場ふみかのふみかける」。花をまとう。ぶれない芯を持ちながらどんな色にも染まることができる、自由なふみかを体現した世界。

相澤樹

スタイリスト

雑誌や書籍、広告、CM、音楽業界、ファッションショー、空間デザイン、ブランドディレクションなどあらゆるスタイリングを担当。その世界観は一目見れば分かるほど個性にあふれ、あざやかでパワフル。歴史的なイベントや世界的なタレントも多く手がけ、幅広く活躍中。

馬場ふみかとスタイリスト相澤樹さんがコラボ_1

―― 澤さんには、以前この連載でとんだ林蘭さんとコラボレーションした際や、奥平正芳さんとコラボレーションした際にスタイリングを担当していただきました。

ふみか　あの時、総丈が２m超えのとんでもなく長いドレスを作っていただいたんです。それが本当に体にぴったりフィットして、すごく感動したんですよね。前回はとんだ林さんや奥平さんの素敵なアイディアとディレクションがあったので、今回は相澤さんの独自の世界観を見たい！と思い、今回オファーさせていただきました。

―― お二人はこれまでに何度もお仕事をされていますが、相澤さんは今回どのようなディレクションをしようと考えられましたか？

相澤　私にとって、ふみかちゃんはどちらかというとアッパー系のメンバーに入っていて、撮影するたびに「また会いたいな」って思わせてくれる人だったから、是非またご一緒したかったです。

ふみか　やった～！うれしいです。

相澤　そのタイミングでちょうどオファーをいただいて、昆虫採集か花がいいと思ったんです。虫のブローチがいっぱいついたニットとか。とにかく自然！無邪気！ハッピー！がよかった。ハッピーに生きるってすごく大事なことだから、テーマはバラ色の人生とかけて、全部を花にして“花柄の人生”にしました。

ふみか　めちゃくちゃ可愛かったです。相澤さんとスタッフの皆さんのおかげで鮮やかな花柄の人生を生きることができました！

馬場ふみかとスタイリスト相澤樹さんがコラボ_2

―― 今回も、ワンピースや帽子はすべて相澤さんのデザインです。

相澤　ふみかちゃんのボディは、もう把握しているから（笑）。

ふみか　ありがとうございます！今回も全てがジャストでぴったりでした。

相澤　絶対に着こなしてくれることは分かっていたので、何の心配もなく作ることができましたね。ふみかちゃんは、なんでもトライしようとするメンタルがすごい。全力で相手の色に染まろうとしてくれるじゃないですか。そういう人って多くないから、すごく素敵な特技だなって思います。

ふみか　単純に楽しいんです。しかも、花柄って普段は着ないから、スペシャルな気持ちになれました。帽子も、中途半端じゃなくて、普通では考えられないくらいに、がっつりと大きいところが可愛い。おうちに飾っておきたいです。生地の柄は、どうやって選んだんですか？

相澤　花柄しか売ってない生地屋さんっていうのがあるんですよ、下北沢に。

ふみか　えー！おもしろい！そんな特別なお店があるんですね。

相澤　17歳くらいの頃から通っているんだけど、お客さんはおばあちゃんか私しかいない（笑）。

ふみか　私も、小さい頃、お母さんがずっと生地屋さんで布を買って洋服を作ってくれていたんです。今日みたいな花柄のワンピースとか、ヒョウ柄のベレー帽とか。

相澤　ヒョウ柄！？お母さん、かっこいいね（笑）！

ふみか　そうなんです（笑）。大人になって洋服を作ってもらえることってなかなかないから、今日は昔のことを思い出して洋服をあつらえてもらえる喜びとなつかしい気持ちが混ざったじんわりした気持ちになりました。今回はありがとうございました！

▶【馬場ふみかのふみかける】記事まとめ

Profile

馬場ふみか

女優・モデル

1995年６月21日生まれ。新潟県出身。2014年から雑誌（ファッション誌）『non-no』の専属モデルを務める。2015年『仮面ライダードライブ』敵女幹部・メディックを演じて話題に。『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』3rd Season（2017年）などの出演を経て『深夜のダメ恋図鑑』（2018年）、『3Bの恋人』（2021年）で主演を務めるなど、女優としても躍進中。

モデル／馬場ふみか　撮影／磯部昭子　ヘア&メイク／奥平正芳　スタイリスト／相澤樹（LUCKYSTAR）　縫製／我那覇毬花　帽子／バライロノボウシ　装花／te-n.　web構成／轟木愛美　web編成／吉川樹生