就活準備の基本の「き」・情報収集のやり方から業界の選び方まで22卒の先輩に聞いてみた!

2022.05.28

大学2・3年生からなんとなく意識し始める就活。内定獲得までの道のりや情報収集の極意など、"就活本格化前に知っておきたいこと"を総まとめ!

PART2 就活の情報収集HOW TO

スタートダッシュは情報収集で差がつくといっても過言ではない。就活専門サービスを活用して自分に合う業界や企業を見極めよう!

就活サイトに登録

就活サイトやアプリへの登録はマスト。気になる企業の情報更新時に通知が届くよう設定できたりと、スムーズに就活に取り組める後押しをしてくれるよ。利用者が多かったのは『リクナビ』と『マイナビ』。また、『スポナビ』という体育会系所属の就活生に特化したサービスなどもあるそう。

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志望業界を検索

就活サイトやアプリに登録した後は、世の中にどんな業界があるのか見てみるフェーズに。『リクナビ』の"業界ナビ"や、『マイナビ』にある"業界地図"などが便利だよ。今まで知らなかった業界を見つけて少しでも気になったなら、どんどん掘り下げて自分に合うかどうか確認してみて!

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志望企業を検索

業種、職種、エリアなどの条件を入力し、企業を探すことができるサービスも。「自分が日常生活で触れている企業名を検索して関連企業をたどっていった」という声もあり、検索から出会う企業も一種のご縁。もっと知りたい企業はインターンやOB・OG訪問で雰囲気を調査してみよう。

 先輩たちはどうやって業界を決めたの? 

M・Aさんが大手メーカーを選んだ理由は


“世界に届けられる製品に関わりたかったから”

企業を選ぶ条件を書き出した時に、最初は給料が優先順位のトップでした。でも、あるメーカーのインターンに参加し"世界と戦う"というワードが心に響いて、"やりがいのほうが大事"と順位が変わりました。"日本だったらこれ!"と言える有名商品を扱う会社ならグローバルに活躍できるのではと思い、業界を絞るのではなく企業を選んで就活。日本の強みである自動車メーカーから内定をいただけました!

これも気になった!

通信・エネルギー

「海外を相手にする企業に就職したかったので、日本にとどまらず世界を視野に入れている大手企業にエントリー。5社から内定をいただき、"自分が一番楽しく仕事ができそう"と思う会社を選びました」


M・TさんがIT・通信業界を選んだ理由は


“成長し続けられる環境で働きたかったから”

最初は"グローバル"という軸で、商社や海運業界を志望していたのですが、インターンで業務を経験してみたら、想像よりもデスクワークやルーティン業務が多く自分には合わないと感じたんです。そこで再度自己分析をして、"挑戦し成長できる仕事が好き""人に影響を与えられる環境がいい"と気づき、就活の軸を変えリスタートしました。自己分析の甘さを後悔したけれど、方向転換してよかったです。

これも気になった!

小売業・電気メーカー

「就活の軸を再設定してから志望業界もガラリと変わりました。自己分析を通して、福利厚生よりも一緒に働く人や環境を重視するタイプだということにも気がつけて、一つの判断基準になりました」


Y・Oさんがメーカー事務を選んだ理由は


“人を支える仕事に興味があったから”

当初はアナウンサー志望でしたが、惜しくも落ちてしまい方向転換。何が自分に向いてるんだろうと考え、バスの添乗員のアルバイト経験を思い出したり、親にどんな子どもだったかを聞いたりして自分史を作成。"主体的に動くよりも周りの人をサポートする立場のほうが自分に合っている"と感じて、事務職を志望することに。LINEの事務職就活のオープンチャットに参加し情報を集めたのも有益でした。

これも気になった!

メーカー総合職

「事務職の採用試験が始まるのが遅かったので、先に選考がスタートする不動産や通信販売の総合職の試験も念のため受けていました。2社から内定をいただけたので、安心感のある状態で本命の事務職の選考に臨めました」


M・Sさんが人材業界を選んだ理由は


“「向いている」と言われて興味を持ったから”

私の就活は、とにかくインターンに行きまくるという手法で、大学3年生の12月までに10〜15社を体験しました。なかでも人材系企業のインターンに参加した時に、社員の方から「向いてると思うよ」と言われたことがターニングポイントに。自己分析でも"人生をより豊かにする""人生の選択肢を増やす"ことに興味があると感じており、人材業界はマッチ度が高かったですし、一気に方向が固まりました。

これも気になった!

鉄道会社

「"人生をより豊かにする"という視点から、まちづくりや地方創生にも興味がありました。でも、なんとなく楽しそう、というゆるい理由でレコード会社の夏インターンに参加したりもしましたよ(笑)。気になる業界は一通り経験しておくと◎」

 どうやって企業を決めたの? 

社長の言葉に共感して

「気になる会社の社長が著書を出していたら、読むのも手。社長の本音が書かれていたりして会社の色も把握できます」(広告)、「社長がイベントで話をしている動画を見て、志に共感でき、自分のやりたいことができそうと思った」(通信)

就職後のライフプランを考えて

ロールモデルになりそうな女性が多く働いており、長く続けられそうと感じた」(金融)、「転勤があると結婚が難しそうなので、ない会社が必須条件でした」(広告)、「育児休暇や託児所制度があるほうが将来的にいいと思った」(メーカー)

採用担当者の人柄に惹かれて

「会社説明会でも面接でもフレンドリーに接してくれて、"この人たちと働きたい!"と強く思いました」(IT)、「少ししか話してないのに、本音を言えたり、癒やされる出来事が何度もあって、"こういう人たちになりたい"と感じた」(人材)

2022年7月号掲載
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