No.181 みお

【ノルレボ®︎】緊急避妊薬が薬局で買える時代に!大学生が知っておきたい避妊の基本

2026.04.24

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春は、新生活が始まり、新しい出会いが増える季節。
そんなタイミングだからこそ、改めて考えたいのが「避妊」についてです。

2026年2月、日本ではじめて薬局・ドラッグストアで購入できる緊急避妊薬が登場しました。

今回は、避妊の基本・緊急避妊薬について、大学生の私たちが知っておきたいことをまとめました。

緊急避妊薬(アフターピル)とは?

そもそも、緊急避妊薬とはどのようなものなのでしょうか。

緊急避妊薬は、避妊をしないで性行為をしてしまった場合や、避妊に失敗した場合に、妊娠を防ぐために緊急的に服用するお薬です。性行為後72時間以内に服用する必要があり、約8割の確率で妊娠を防止できるとされています。

また、高い効果と安全性が確認されており、WHO(世界保健機関)のエッセンシャルドラッグにも指定されています。

緊急避妊薬が必要とされる背景

皆さんは、「SRHR」という言葉を聞いたことがありますか。
これは「性と生殖に関する健康と権利(Sexual and Reproductive Health and Rights)」のことを指します。妊娠するかしないか、子どもを持つかどうかなどを、自分自身の意思で決めることができる権利のことです。

予期しない妊娠を防ぐための手段へのアクセスを広げることとともに、適切な避妊方法についての理解を深めていくことが重要だと考えられています。

緊急避妊薬が市販化するまでの経緯

緊急避妊薬は2011年に医療用医薬品として承認されましたが、その後も市販化については約10年にわたり議論が続けられてきました。そして2025年10月20日、要指導医薬品「ノルレボ®︎」が承認され、日本で初めて緊急避妊薬の市販化が認められました。

これにより、緊急避妊薬を入手する方法の選択肢が広がることになりました。


産婦人科医の高尾先生に聞く!緊急避妊薬Q&A

今回は、イーク表参道で副院長を務める高尾美穂先生に、避妊や緊急避妊薬についてお話を伺いました。大学生の私たちが知っておきたいポイントを、分かりやすく教えていただきました。

Q&A

Q.1

緊急避妊薬はどんなときに使うものですか。

A.1

緊急避妊薬は「救急車」のような存在です。

避妊をしなかった場合や避妊に失敗した場合など、妊娠が心配な性交後に使うお薬で、予防として使うものではありません。

まずは適切な避妊方法を選ぶことが大切です。

Q.2

緊急避妊薬は、どのような仕組みで妊娠を防ぐのでしょうか。

A.2

緊急避妊薬は、主に排卵を遅らせたり抑えたりすることで妊娠を防ぐとされています。排卵が起こる前に服用することで、精子と卵子が出会う可能性を低くする仕組みです。

そのため、性行為のあとできるだけ早く服用することが大切だとされています。

Q.3

緊急避妊薬の副作用が心配です。

A.3

将来、妊娠しにくくなるのではないかと心配される方もいますが、基本的には一度の服用で体への影響が長く残ることはありません。

服用後、生理周期を確認できれば、その後の体への影響はないとされています。また、薬の成分が体に蓄積されることもありません。

ただし、緊急避妊薬はあくまで緊急時に使うもので、繰り返し使うものではありません。

Q.4

緊急避妊薬を使うことに不安や恥ずかしさを感じる人も多いと思いますが、どう思いますか。

A.4

妊娠を望んでいない場合に避妊を考えたり、必要に応じて緊急避妊薬を服用したりすることは、決して悪いことでも恥ずかしいことでもありません。

妊娠する可能性があるのは女性の体です。自分の体を大事にしたいという思いを持つことは、とても自然なことだと思います。

大学生の私が学んだこと

先生のお話を伺う中で、世界にはさまざまな避妊方法があることも知りました。例えば、子宮の中に装着する器具や、皮膚の中に入れるインプラントなどの方法があります。ただ、日本ではまだ簡単に手に入らないものもあるそうです。また、ピルは世界では避妊目的で使用されることが多く、日本でも少しずつ選ぶ人が増えているとのことでした。

また、緊急避妊薬が市販化されるまでには、様々な課題があったというお話も印象的でした。ただ、社会の中で「必要ではないか」というさまざまな声が上がり続けたことで、少しずつ状況が変わっていったそうです。

高尾先生からのお言葉

(以下は、高尾先生のお言葉を私なりに解釈してまとめたものになります。)

性交渉の先には、妊娠の可能性があります。妊娠をすると、その後の人生が大きく変わることもあります。そのため、例えば結婚するまで妊娠したくないと考えるのであれば、性交渉をしないということも選択肢の一つです。

大切なのは、いつ妊娠したいのかを自分自身で考え、決めることだと思います。また、自分の体についてしっかり考えることも大切です。

自分の体のことは自分で決める権利が当たり前にあり、子どもを持つタイミングは女性が自分自身で決めてよいものです。自分の人生は自分で決めていくという意識を持ってほしいですね。


「ノルレボ®︎」の製品概要

ノルレボ®︎は、「薬剤師の面前で服用」「年齢制限なし」で承認された、緊急避妊薬です。(薬剤師:緊急避妊薬に関する研修を修了した薬剤師)

妊娠が心配な性交から72時間以内に服用することで、排卵を抑える・受精を妨げる・子宮への受精卵の着床を阻止し、妊娠を防止する効果があるお薬です。

妊娠後の中絶とは異なり、妊娠そのものを防ぎます。

ノルレボ 要指導医薬品 緊急避妊

製品名:ノルレボ

分類:要指導医薬品

効能・効果:緊急避妊

価格:6,800円(税抜)

販売元:第一三共ヘルスケア株式会社

<効能・効果に関連する注意>
(1) 本剤の服用により、完全に妊娠が防止できるわけではありません。
(2) 本剤は避妊をしない性交や避妊に失敗した性交が行われた場合に妊娠を防止するものであり、性交を行う前に本剤を服用しても妊娠を防止することはできません。
(3) 本剤を服用した後も妊娠する可能性がありますので、適切な避妊を行ってください。

この医薬品は、緊急避妊薬に関する研修を受けた薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。

ノルレボ®︎の購入・服用の流れ

薬局やドラッグストアで購入する場合、以下の流れになります。

①ノルレボ®︎を店頭で購入できる条件か確認する

②ノルレボ®︎の取り扱い店舗を探す

③薬局・ドラックストアに来店する

④お店の薬剤師またはスタッフに購入したいことを伝える

⑤確認チェックシートを元に薬剤師に状況を確認してもらう

⑥購入し、薬剤師がいるその場で服用する

⑦服用した日の3週間後に妊娠の有無を確認する

⑦については、服用記録と3週間後に体調確認をお知らせする機能がルナルナアプリで提供されています。

ノルレボ®︎を服用する際の注意事項

本剤または本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人、肝臓病の診断を受けた人、妊婦、男性は、服用できません。

また、この薬を服用したとしても、避妊効果が長く続くわけではないので、適切な避妊が大切です。性行為の前に飲むのも効果がありません。

ノルレボ®︎の関連リンク

今回紹介した「ノルレボ®︎」についての関連リンクのまとめになります。

まとめ

今回お話を聞いて感じたのは、避妊は「特別なこと」ではなく、自分の体や人生を守るための大切な知識だということです。

まだ性交渉の経験をしていない方でも、その機会が突然訪れるかもしれません。避妊や緊急避妊薬についての正しい知識を持っておくことが大切です。

自分の体のことを自分で考え、選択していく。
そんな意識を持つきっかけになれば嬉しいです。

<「ノルレボ®︎」はPerrigo社の登録商標です>

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