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フィギュアスケート
2022.05.31
初公開日:2019年11月1日
1994年11月22日生まれ、岡山県倉敷市出身。
身長172cm。趣味は『遊戯王』カードゲーム。
2016年より全日本選手権3年連続メダル獲得、2018年平昌オリンピック日本代表、2019年USインターナショナルクラシック優勝、スケートカナダ3位。
パワフルなジャンプに躍動感のあるスケーティングが魅力。
2022年4月11日、引退を発表。今後は、プロスケーターとして活動しながらコーチを目指す。
指導者は幼い頃から抱いていた夢。現在は、選手時代拠点としていたひょうご西宮アイスアリーナで、アシスタントコーチとして勉強に励んでいる。
また、プロ転向後初舞台となったアイスショーでは、元フィギュアスケーター町田樹さん振付の『ショパンの夜に』を披露。“失敗の美学”を表現する難解なプログラムを鬼気迫る表現で見事に演じ切り、プロとしての新たな一歩を踏み出した。
今後もフィギュアスケートの枠にとらわれない多彩な演技と挑戦的なプログラムで、多くの人々を魅了し続けてくれるはずだ。
髙橋大輔選手と同じ岡山県倉敷市のクラブ出身の田中選手。
2017年、平昌オリンピックの代表権をかけた全日本選手権で2位に入り、念願の代表入りを果たした。オリンピックでは緊張からミスが続き、総合18位の結果となるも、その悔しさをバネに、新たなスタートを切ることを誓った。
“攻める”をテーマに迎えた2019-2020シーズンは、4回転ジャンプを後半に組み込み、難度を上げたプログラムに挑戦。 初戦となったUSインターナショナルクラシックで優勝、続くグランプリシリーズのスケートカナダで3位に入るなど、これまでの経験を活かしてさらなる進化を続けている。
前シーズンの全日本選手権では4位に入り、4年連続世界選手権の代表に選ばれるも、新型コロナウイルス感染症拡大のため大会が中止になったことにより出場が叶わなかった田中選手。
2020-2021シーズン開幕早々、右膝にケガを負うアクシデントが。調子を戻すことに苦労しながらも予選を戦い抜き、全日本選手権に出場。
フリーでは、4回転サルコーからの連続ジャンプを完璧に決めるなど、万全の状態ではないなかでも“攻める”姿勢を崩さなかった。
結果は表彰台まであと一歩の4位。世界選手権出場は逃してしまったが、その悔しさは今シーズンの演技にぶつけてきてくれるだろう。
合宿の合間に『遊戯王』のカードゲームを楽しむなど、アニメやゲーム好きで知られる田中選手。 2018-2019シーズンのエキシビションでは、大好きな『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』のメインテーマを熱演。リーゼントに学ラン姿で登場し、キレのある演技を見せた。その再現度の高さにスケートファンのみならず、原作ファンも称賛を送ったほど。
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のファンでもあり、以前はスケート靴のエッジケースを“エヴァンゲリオンカラー”にしていたことも。
そしてついに今シーズンのショートには、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の劇中曲を使用。例年以上に注目が集まるオリンピックシーズン。フィギュアスケート×アニメという、日本が誇るカルチャーとスポーツの融合、そしてフィギュアスケートの新たな表現と可能性を世界に披露する。
ちなみに、“刑事”という名前は、正義感のある子に育ってほしい、という思いからつけられたもので、愛称はデカ。
まだジュニアに上がる頃から共に戦ってきた同期の羽生結弦選手や、年下ながら刺激を受ける存在と語る宇野昌磨選手など、他の日本選手とも非常に仲がよい様子。特に宇野選手とはゲームやYouTubeなど共通の趣味が多いようで、兄弟のようにじゃれ合う姿がよく目撃される。
SP:『シン・エヴァンゲリオン劇場版』より「Paris」
FS:『ウィップラッシュ』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』4部作の完結編、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のサウンドトラック「Paris」を使用したショート。振付は宮本賢二さん。
毎シーズン楽しみな田中選手の衣装。今回は、ブラックにエヴァカラーのグリーンとパープルのラインが入ったもの。スタイルのよさが際立つデザインかつ、氷上によく映えるカラー。
ガラスの割れるような音を合図に、演技がスタート。“逃げることは許されない”氷上での戦いが幕を開ける。4回転ジャンプは、サルコーを用意。
ドラマチックな音楽にのせた激しい舞に、呼吸するのも忘れるほど引き込まれてしまう。リンクを支配する圧倒的な世界観と、音楽にピタリと合ったクールなフィニッシュは必見。
一方フリーのテーマは、名門音大に入学したドラマーと伝説の鬼教師のレッスンを描き話題になった映画『セッション』。原題でもある演奏曲『ウィップラッシュ』のほか、作中のラストを飾った「キャラバン」も使用。
軽快なドラムが心地よいなかに、田中選手のフィギュアスケートへの熱い思いが迸った痺れるナンバー。激しさを増していくコレオシークエンスとともに、さらなる高みへと到達する様を4分の間で見ることができる。
何度もタッグを組んできたマッシモ・スカリさんが振付しただけに、これまでのプログラムで魅せてきた輝きのすべてを惜しげもなく詰め込んだ、珠玉の作品となっている。
【2019-2020、2020-2021シーズン】
SP:Hip Hip Chin Chin
FS:映画『シャーロック・ホームズ』より
前シーズンからのショート、フリーは2つでセットと語る田中選手。2020-2021シーズンは、両プログラムを継続。
ショートは弾けるように踊る姿が話題の「Hip Hip Chin Chin」。それまでのイメージをガラッと変える、インパクト抜群のプログラム。 また映画好きの田中選手自身が選曲したというフリーの『シャーロック・ホームズ』は、映画と同じく首にスカーフを巻いた探偵衣装で登場。 難事件に対峙し、苦悩しながらも乗り越えていく姿が、試行錯誤しながら成長を続ける田中選手とどこか重なる部分があるプログラム。演技のラストで見せる、すべての謎が解けた時の表情とポーズは必見。 ちなみに前シーズンのエキシビション「Pump it」は、革ジャンにタンクトップの衣装で観客を盛り上げる、ワイルドかつセクシーなナンバー。ショート、フリー、エキシビションと、それぞれ全く雰囲気が異なり、プログラムごとの衣装や表情も魅力だ。
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