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【渡邉美穂×木村柾哉(INI)対談】映画『あたしの!』11月8日(金)公開直前スペシャル! あたしのおもいで。

2024.10.11

恋に友情に全てにど直球な“あこ子”と学校の王子ながらも謎多い“直己”を演じたふたり。ハイテンションラブコメな『あたしの!』について、たっぷり話してもらいました♡ 親友の充希と成田を演じたふたりへのメッセージも!

ーーお互いが演じた役について見た目の部分で役とピッタリだなと思うところは?

木村 原作の絵と比べたときに見た目が本当にピッタリで。原作通りの作画だなと思いましたね。

渡邉 え!作画が! うれしいです(笑)。

木村 〝まんがから飛び出してきたみたいだな〟って思うくらいそっくりです。あとは内面の部分にもなりますが、渡邉さんは明るい方なのでそこもあこ子と通ずる部分だなと。

渡邉 原作まんがを読んでいて、木村さんそっくりな直己くんの絵を見つけました! これ(下のイラスト)です!

木村 似てる?

渡邉 すっごく! 目元が線になるやさしい笑い方ってまんがならではの表現だなと思っていたんですが、木村さんの笑顔はこの絵にそっくり! 

木村 セリフはめっちゃ怖いこと言ってるけどね(笑)。

渡邉 確かに(笑)。笑顔以外にもふとした眉毛のたれ具合とか、ほわーっとした雰囲気が木村さんと直己くんの共通点だなと思います。

ーー見た目の役作りでこだわった部分はありますか?

木村 直己は細身のイメージだったので、撮影期間は肉がつきすぎないように気をつけていましたね。筋肉質なので、筋トレもあまりしないようにしたり。

渡邉 私は目元ですね。監督がヘアメイクさんと「目元をぱっちりさせた顔にしてほしい」と話されていたので、何か自分にできることはないかなと思った結果、まつげパーマをかけてみたんです。だからかなりギャンギャンにまつ毛があがってます(笑)。そのおかげであこ子の目力が出たなと思うので、大成功です。

ーー相手のシーンで“ここがよかった!”と思う部分を教えてください。

渡邉 えー! どうしよういっぱいあるな〜!

木村 一個にしぼるのむずかしい。

渡邉 さっきも言った直己くんのほわっとした柔らかい笑顔だったり、やさしさが出ているシーンは木村さんだったからこその直己くんになっていてすごくいいなと思うところです。でも特に推したいのはその笑顔とはまた違った、物語終盤のシーンでしょうか。

木村 それぞれの関係がちょっと動き出したあたりの。

渡邉 そうです。険悪なムードが流れるシーンがあって、そのときの直己くんの表情が素晴らしくて。完成した映画を観たとき、その表情にグッときて涙が出ちゃいました。「みんなの王子様だった直己くんが、こんな顔できるの!?」って。直己くんのつらい気持ちだったり切ない感情が木村さんの表情に全て詰まっていて、素敵だなと思いました。

木村 うれしいです! 実際に表情のお芝居はすごく苦戦した部分ではあったんですよね。直己自身、そもそも表情にあまり感情が出ないというか、常にニコニコしているキャラクターで。だからこそ微妙な感情の揺れを表情で出すのは難しかったんです。

渡邉 そうなんですね! 全然そう感じないくらい〝表情のお芝居、上手だな〟と思ってました。

木村 感じとってもらえてすごくうれしいです。渡邊さんのお芝居がすごいなと思ったのは、人ごみをかきわけながら直己への想いを叫ぶシーン。

渡邉 あぁ〜!

木村 ド直球に直己への想いが伝わってくるお芝居で、渡邉さんのお芝居の凄さを感じました。あこ子は叫ぶシーンも多くてきっと体力的にも大変でしたよね?

渡邉 はい(笑)。木村さんが今あげてくださったシーンは、クラクラしてましたね。あのシーンのあこ子はとにかく必死だったので、〝もっとかわいく映りたい〟とか〝きれいにお芝居したい〟とかはいっさい気にせずにひたすら人ごみをかき分けながら叫んだ結果、ぐしゃぐしゃでした(笑)。

木村 そんな一生懸命な先で、僕はただ突っ立てただけで申し訳ない(笑)。

渡邉 そのときの直己くんの表情もとっても素敵でしたよ!

木村 あこ子の懸命な叫びがあったからこそ出た表情です!

ーー演じながら〝今少女まんがのキャラクターになってるんだ!〟と実感したシーンはありますか?

渡邉 これもまた…っ!

木村 いっぱいありすぎますね(笑)。まず学校での最初に直己が出てくるシーン。

渡邉 あぁ〜、まさに!

木村 直己が廊下を歩くだけで女子生徒の方が「キャー!」って言ってくれるんですよ。そこを「おはよう〜」って余裕の表情で通る直己っていう。内心は〝やばいやばいやばい〟って思ってました(笑)。実際に生徒役の方が「キャー!」って言ってくださってるので、照れくさい気持ちになりました。

渡邉 あの描写はTHE少女まんがですよね。

木村 そう。あんな経験したことないから、〝さすが直己だ〜〟って思いながらお芝居してました。

渡邉 その廊下のシーンは私はいなかったんですが、直己くんが教室に入ってきたシーンではいっしょで。そのときも周りが直己くんをみてドキマギしていて〝少女マンガだ〜〟って。

木村 そのシーンで直己を悪く言う生徒にあこ子が思いっきり靴を投げるのもまんがっぽい描写だよね。

渡邉 確かに! あれ人の間ちょうどに靴を投げなきゃいけなくて、結構コントロールが必要だったのもいい思い出です(笑)。その靴を直己くんがひろってくれてあこ子に渡すシーンでは、あこ子が思いっきり〝トクン…!〟としていて、これまた〝少女まんがやってる〜!〟って思った瞬間です。

木村 前半は特に少女まんがらしい要素がたくさんある気がします。あこ子と充希がチャラい男性に絡まれてるところに、直己が階段を降りながら登場するシーンとかも。

渡邉 あぁ〜! ちょっとスローになって登場するんですよね。

木村 そう。「このコたち、うちのコだから」って言いながら助けにいくのとかマジで少女まんがのヒーローでかっこいいなと思ってました。

渡邉 私はキュンとしたのは、あこ子と直己くんのお家でのシーンです。直己くんに英語を教えてもらってるんですけど、その空気感がまた絶妙で!

木村 あの空気はドキドキする。

渡邉 そうなんです。グイグイいくこともできないしっていう甘酸っぱい感じが、大好きでした。演じているのは自分なのに〝グイグイいきなよ〜!〟ってヤジを入れたくなりました(笑)。

共演した齊藤なぎささん、山中柔太朗さんへメッセージ!

なーたんへ

なーたん♡ 私はもともとアイドルをやっていて、なぎさちゃんもアイドルで、ずっと前からなーたんのことを“すごい可愛いコがいる!”と気になっていました。まさか同じ作品で会えるなんて! 共演を知ったときすごくうれしかったです。そしていざしゃべってみるとすごく性格もあうし、この撮影を通してすごく距離を縮めることができたのが嬉しかったです。お芝居の面でもなーたんのお芝居にすごく刺激を受けて、どんどんどんどん“いいあこ子を作っていこう”と思えたので、本当になーたんがいたからこそ、あこ子と充希のシーンはいい空気感になってるなと思います。一緒にお芝居ができて嬉しかったし、ありがたいです。そしてとにかく顔面が可愛すぎる! すごいアニメから飛び出してきたみたい! “こんな顔のこいるの!?”っていまだに信じられません。なーたんは素晴らしいコです!

美穂より

柔太朗へ

柔太朗とはここで再会するまでは先生と生徒という関係性。ちょっと気まずかったりするのかなと思ったりもしたけど、再会してから柔太朗はそんなことを感じさせず気おわずに僕に接してくれたのが、めちゃくちゃうれしかった。柔太朗は芸能界の中で先輩としての背中を見せてくれながらも楽しく撮影できたので本当に感謝してるよ。柔太朗とのアドリブシーンは素で笑っちゃってるくらいのアドリブが多くて。そのときも率先して引っ張ってくれてすごい感謝しています。とにかく「ありがとう!」と言いたいです!

柾哉より

Profile

渡邉美穂

2000年2月24日生まれ。埼玉県出身。日向坂46の2期生として2017年にデビュー。2022年にグループを卒業後は俳優として活躍。映画『青春ゲシュタルト崩壊』が2025年に公開予定。

Profile

木村柾哉(INI)

1997年10月10日生まれ。愛知県出身。グローバルボーイズグループ・INIのメンバーとして2021年にデビュー。グループではリーダーをつとめている。本作が映画初出演にして初主演となる。

Staff Credit

撮影/斎藤大嗣 スタイリスト/袴田知世枝(渡邉) 都甲真名美(木村) ヘアメイク/岩根あやの(渡邉) Sayaka(MASTER LIGHTS・木村) 構成・文/上村祐子 web構成/松島芽生

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