フィギュアスケート

四大陸選手権の楽しみ爆上げ★ 見どころ&注目選手を超ていねい解説!【フィギュアスケート男子】

2020.02.04更新日:2020.12.03

四大陸選手権
(韓国・ソウル)

四大陸選手権

● 日程

2020年2月4日(火)~9日(日)

● 場所

韓国 ソウル

ワイキキ木洞アイスリンク(WAIKIKI MOKDONG ICE RINK)

● 主な出場選手

羽生結弦(日本)

鍵山優真(日本)

友野一希(日本)

チャ・ジュンファン(韓国)

ボーヤン・ジン(中国)

ハン・ヤン(中国)

ジェイソン・ブラウン(アメリカ)

樋渡知樹(アメリカ)

カムデン・プルキネン(アメリカ)

キーガン・メッシング(カナダ)

ナム・ニューエン(カナダ)

ローマン・サドフスキー(カナダ)

● 見どころ

2019-2020年シーズンも後半戦。

世界選手権の次に大きな大会である四大陸選手権が2月4日から開催される。 舞台は韓国・ソウル。

今回は羽生結弦が3大会ぶりに出場するということで、出場決定直後から大きな話題を呼んでいる。 前回大会では宇野昌磨が4位からのSP逆転優勝、2位に中国のボーヤン・ジン、3位にアメリカのヴィンセント・ジョウという結果だったが、そのうち今大会に出場する選手はボーヤン・ジンのみ。昨年惜しくも表彰台を逃したカナダのキーガン・メッシング、アメリカのジェイソン・ブラウンといったベテラン勢に加え、全日本選手権でジュニアながら3位に入った鍵山優真、自国開催となる韓国の絶対的エース、チャ・ジュンファンなど、ハイレベルな表彰台争いが予想される。

表彰台独占なるか、若手の活躍も著しい日本勢

羽生結弦

オリンピック2連覇、グランプリファイナル4連覇、世界選手権2度の優勝など、数々のタイトルを制覇してきた羽生結弦。実は彼が唯一持っていないタイトルがこの四大陸選手権。

羽生にとって韓国は平昌オリンピックでケガからの2連覇を果たした思い出の地。さらにプログラムをその時と同じ「バラード第1番」、「SEIMEI」に急遽変更するという異例の決断も。

以前よりジャンプの難易度を上げた構成の新生「SEIMEI」で四大陸選手権の優勝を勝ち取り、ジュニア、シニアの主要国際大会完全制覇の”スーパースラム”を目指す。

2019年のグランプリファイナル、全日本選手権で2位という結果に悔しさを滲ませていた羽生が、伝説のプログラムをどのように滑り上げるのかに世界中が熱い視線を送る。

友野一希(とものかずき)

さらに宇野昌磨の辞退により、出場が決定した友野一希は、1月に出場したインカレの大会で、ついにショート、フリー共にすべての4回転ジャンプを成功。

シーズンも後半に入り、どんどん完成度を上げてきている。友野といえば、代打出場の強さでも有名。過去には繰り上げで急遽出場が決まった世界選手権で初出場5位という伝説も残している。前回大会はミスが出て12位と残念な結果となった友野。この一年間で、技術的にも精神的にも大きく成長した成果を存分に発揮して欲しい。

鍵山優真

さらに全日本選手権でシニア勢を抑え3位、その後ユースオリンピックで優勝を果たすなど、破竹の勢いに乗るジュニアの鍵山優真がシニアの壁に割って入ることができるかも見どころのひとつ。

安定感抜群の4回転トーループを武器に、ショート、フリー共にノーミスの演技で終わることができれば、表彰台も十分射程圏内。演技後、渾身のガッツポーズを見せてくれることに期待したい。

ノーミスの演技ならメダルも確実なアジア勢

チャ・ジュンファン

前回大会でショート2位に入りながらも、フリーでジャンプの回転不足などがあり、惜しくもメダルを逃した韓国のチャ・ジュンファン。

2019-2020年シーズンの前半は、ジャンプがなかなか決まらず、本来の実力を発揮できない試合が続いていた。しかし1月に開催された国内大会では、4回転3本を含むすべてのジャンプを加点の付く出来栄えで着氷。非公式ながらパーソナルベストを更新するハイスコアで、圧巻の4連覇を果たしたばかり。

ケガを抱えて臨んだ2018年の平昌オリンピックでは、自国開催のプレッシャーをはねのけ、見事自己ベストの演技を披露したジュンファン。母国の応援を力に変えて最高の演技を披露すれば、メダル獲得も間違いないはずだ。

ボーヤン・ジン

2018年の四大陸選手権で優勝、前回大会2位とこれまで本大会で好成績を残してきた中国のボーヤン・ジンは、今シーズン4大会ぶりにグランプリファイナルに出場。徐々に調子を取り戻してきている様子で、自身の代名詞とも言える、美しく質の高い4回転ルッツで、3年連続の表彰台を狙う。

国内大会好調で勢いに乗る北米勢

ジェイソン・ブラウン

2019年のスケートアメリカで2位、国内大会ではショート、フリー共にパーソナルベストを更新し、ネイサン・チェンに続いて2位に入ったアメリカのジェイソン・ブラウンの躍進も見逃せない。

ショートでは持ち前の表現力を活かし、4回転ジャンプ無しで100点を超える高得点を獲得。回転不足となったが、フリーでは4回転ジャンプにも挑戦するなど、ジャンプでも調子を上げてきている。

2019年のNHK杯でグランプリシリーズ初の表彰台に上り、その後の国内大会で前年7位から1位と驚異のステップアップを見せたカナダのローマン・サドフスキーは、フリーで2本の4回転ジャンプをミスなく決め、キーガン・メッシングらのベテラン勢を抑えて見事ナショナルチャンピオンに。

ちなみにジェイソンとローマンのフリーは同じ「シンドラーのリスト」。それぞれの選手の表現する「シンドラーのリスト」を見比べてみるのも楽しみのひとつだ。

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