【水卜麻美さんにOG訪問】アナウンサーになるまでの道のりや就活エピソード

2023.07.30

日本テレビアナウンサー

さんに誌上OG訪問!

就活、コミュニケーション術、恋愛&結婚まで。みんなの理想&憧れの先輩が答えてくれた。「キテルネ!」コラボ企画に続いて、『ZIP!』からスペシャルゲストをお迎え。将来に悩むノンノ読者から寄せられた質問を"ミトちゃん"に直撃♡

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 水卜さんがアナウンサーを目指した時期はいつですか? どのような行動を起こしたのかも知りたいです!

(19歳・大学2年生)

アナウンサーになりたいと思ったのは、小学生の頃。テレビで見かける、知的な笑顔のお姉さんに憧れて卒業アルバムに将来の夢として書いたのを覚えています。中学・高校時代はバレーボールを頑張っていて、大学に入り就職活動についてそろそろ考えなければ……という時期になっても、アナウンサーという夢を恥ずかしくて口に出せずにいました。
ある時、先輩に冗談っぽく話してみたら、「いいじゃん! でも、何か準備しないとだめなんじゃない?」と言われたことがきっかけで、アナウンサーの仕事について具体的に調べるように。自分はどんな番組が好きだったかな、どんなアナウンサーの方が好きだったかな、という感じで研究したり、スクールにも通ったり。テレビそのものが好きで、テレビ局に就職したかったので、アナウンス部門だけでなく、制作に携われる部署なども視野に入れながら。振り返ると、昔から読書したり、音読したりすることが好きでしたし、聞き慣れない単語や読めない漢字に出会ったら、調べないと気がすまないタイプでした。
あらゆるジャンルを扱うアナウンサーの仕事は、勉強でいうと全科目必要な職業で、まず国語はマスト。原稿に出てくるフリガナのない漢字、知らない言葉……それらもどんどんインプットしていかなければいけない。地理や理科など、学んでムダなことはなかったですし、常に勉強し続けなければという気持ちで、今も日々の仕事に挑んでいます。

 アナウンサーを志望しているのですが、就活でなかなかいい結果が出ず、自信を失っています。

(20歳・大学3年生)

厳しいことは言いたくないな。だからといって、ただ「大丈夫だよ」と励ますのは違うと思うので、私の考えをお伝えすると……。
就職活動は企業研究や対策だけでなく、自分自身の心の準備も大事だったりしますよね。どれくらいその仕事に就きたいのか、現実的にどこまで夢に向かって就活を続けられるのか、確認する作業が必要かもしれません。アナウンサーが第一志望だった私の場合、選考の時期が早く、他の職種や業界を受けずに就活を終えたんです。
ですが、日本テレビの最終面接の直前には他のキー局のアナウンス職は全部落ちていたので、「もうアナウンサーにはなれないかもしれない」という覚悟を決めましたし、系列のテレビ局に挑戦し続けるのか、就職留年をするのか、別の選択肢を選べるのかどうかなど気持ちを整理する時間を作りました。苦しかったですね。
落ち続けると、どんどん自信がなくなっていってしんどかったな。就活はご縁というところもあるから、熱意が結果につながらないこともあるかもしれない。でも、あなた自身が否定されているわけではないので、そこは覚えていてほしいです。

Q 生放送を経験していらっしゃる水卜さんでも、緊張することはありますか? それを表に出さない方法と緊張しないコツを知りたいです。

(20歳・大学3年生)

毎日、緊張しています。手が震えます。しょうがないです……(笑)。これからもずっとそうだと思うし、慣れてしまうと気持ちがゆるんでしまう。自信のなさが緊張につながると思うので、できる限りの準備をすることも心がけています。
やっぱり、いい自分を見せたいじゃないですか。そうするとカッコつけてしまうし、気のきいたことを言わなきゃと力が入ってしまう。今は、私は私でしかないから、誠実に、自分らしく挑めばいいやと思うようになりました。自分を自分以上に大きく見せない。緊張している時は、「わー! 緊張するー!」って周りの人に言うこともあります。げんかつぎは、それができなかった場合に鬼のように緊張してしまうので、あえて行っていません。

Profile

●みうら あさみ 1987年4月生まれ、千葉県出身。2010年に日本テレビに入社。2021年春より『ZIP!』(毎週月~金曜・5時50分~)の総合司会を務める"朝の顔"!

2023年9月号掲載
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