non-no
Magazine
2025年1・2月合併号
試し読み
non-noメンバーに登録するといろんな特典が盛りだくさん♡
JOIN MEMBER
フィギュアスケート
2019.12.20更新日:2020.11.18
2019年12月19~22日
国立代々木競技場 第一体育館
宇野昌磨
鍵山優真
佐藤駿
島田高志郎
髙橋大輔
田中刑事
友野一希
羽生結弦
山本草太
日本全国6ブロックで開催される予選を勝ち抜き、さらにその次の東日本・西日本大会で上位になった者と、予選免除者のみが出場することができる全日本フィギュアスケート選手権。
3月に開催される世界選手権に出場する選手の選考会も兼ねた、重要な試合である。
見どころはやはり、4年ぶりの出場となる羽生結弦選手と、現在3連覇中の宇野昌磨選手の優勝争い。
羽生と宇野が同じリンクで滑るのは2019年3月の世界選手権ぶり。 直近のグランプリファイナルで、4回転ルッツを解禁し、自身の最高難度のプログラムに挑戦するも、惜しくもネイサン・チェン選手に敗れた羽生。演技後のインタビューでも悔しさを滲ませ、並々ならぬ闘志を燃やしている。
▶羽生結弦のプロフィールを見る
今季メインコーチを付けずにグランプリシリーズに参戦した宇野は、グランプリシリーズ初戦となったフランス杯でまさかの総合8位。続くロステレコム杯では4位となり、グランプリファイナルの出場を逃した。しかし、演技の中では前半で抜けてしまったジャンプを後半に挑戦するなど、最後までスケートへの熱い執念を見せた。
その後はスイスでステファン・ランビエールのもとで練習を積み、万全の態勢で全日本選手権4連覇に挑む。
▶宇野昌磨のプロフィールを見る
また、今回の会場は2005年大会以来14年ぶりの開催となる代々木第一体育館。その2005年に男子シングルで優勝したのが、今大会で羽生、宇野らと表彰台を争う髙橋大輔選手である。
2018年に現役復帰し、2020-2021シーズンよりアイスダンスに転向する髙橋は、この思い出の場所での全日本選手権がシングルでの最後の試合となる。2018年の全日本選手権では、宇野に続く2位に入った髙橋。「世界一」と称されるステップと、大人の表現力で今回もメダルを狙う 。
前回大会で3位、今回で11回目の出場となる田中刑事選手は、今季3年ぶりにグランプリシリーズで表彰台に上がるなど、ベテラン選手ながら日々進化中。
ショートはインパクト抜群の柄シャツ姿で「Hip Hip Chin Chin」の曲にのって軽快に滑り上げ、フリーでは映画『シャーロック・ホームズ』をテーマに探偵の苦悩を表現するなど、まったく異なるストーリーを演じ、新たな魅力を披露している。
今シーズンのテーマでもある”攻め”の姿勢で、全日本選手権での4年連続の表彰台を狙う。
▶田中刑事のプロフィールを見る
長く苦しんだケガから復帰3シーズン目となる山本草太選手。今季から4回転サルコーを試合に取り入れるなど、年々構成をレベルアップ。
今シーズン、特に今大会に照準を合わせて練習を積んできたという山本。
全日本選手権という大きな舞台で、完全復活を目指す。
▶山本草太のプロフィールを見る
2017年より2大会連続4位の友野一希選手。今シーズンより新たに4回転トーループを構成に組み込み、悲願の表彰台と世界選手権出場を目指す。先に開催されたグランプリシリーズではショートで苦戦しているが、スピンやステップでは最高評価のレベル4を獲得するなどジャンプ以外の要素でも技術を磨いている。コンテンポラリーダンスを取り入れた独創的なショートと、キレのある振付と伸びやかなスケーティングが魅力のフリー「ムーラン・ルージュ」は必見。
▶友野一希のプロフィールを見る
今年シニアデビューの島田高志郎選手。
前回大会では、当時まだジュニア選手ながらショートで3位に付け、フリーでは最終滑走を務め総合5位に入った実績をもつ。
今季はグランプリシリーズ2戦に出場し、シニアの大会での経験も積んできた島田。4回転ジャンプの種類も増やし、昨年より何倍もパワーアップして大会に臨む。
▶島田高志郎のプロフィールを見る
忘れてはならないのが、今季、世界に名を轟かせているジュニア選手たち。
直近のジュニアグランプリファイナルでジュニアの世界最高得点を更新し、優勝したばかりの佐藤駿選手は、シニアでも跳ぶことができる選手が少ない、高難度の4回転ルッツが武器で、表彰台に上る可能性は十分。 ちなみに憧れの選手は、同じ仙台出身の羽生選手。今シーズンのフリー「ロミオとジュリエット」は、羽生が2011年の全日本選手権で初めてメダルを手にした時のプログラムでもある。
前回大会で初出場にして最終グループに入り、堂々の全日本デビューを果たした鍵山優真選手。
2019年の全日本ジュニア選手権では、圧倒的な演技で優勝を勝ち取った。ジュニアグランプリファイナルではショートでのミスが響き、惜しくも4位と表彰台を逃したものの、実力は十分。コーチは、2度オリンピック代表に選ばれた経歴をもつ父、鍵山正和さんで、親子二人三脚で今大会表彰台を目指す。
▶鍵山優真のプロフィールを見る
毎年様々なドラマが生まれる全日本選手権。 ベテラン勢が表彰台を独占するのか、その間に若手有力選手たちが割って入るのか。国内大会ながら、非常にハイレベルな戦いが予想される。
2024.09.05
2024.09.04
2024.08.30
2024.08.17
VIEW MORE
エンタメ
2024.11.25
2024.11.22