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フィギュアスケート
2020.12.24更新日:2020.12.25
12月24日(木)~27日(日)
長野(ビッグハット)
国内の有力選手が一堂に会する全日本選手権の舞台は、6年ぶりの開催となる長野。
北京オリンピックのプレシーズンとなる今季。全日本選手権は、オリンピックの出場枠数を決める世界選手権代表の最終選考会も兼ねた非常に重要な大会。さらに宇野昌磨選手、羽生結弦選手にとっては今シーズン最初の試合ということで、世界中から注目が集まる。
また鍵山優真選手、佐藤駿選手をはじめとする若手の台頭により、国際試合さながらの熾烈な戦いが予想される今大会。男子のショートプログラムは25日(金)開催。氷上で繰り広げられる聖夜の一戦をお見逃しなく。
全日本選手権4連覇。現・全日本王者として迎え撃つ立場の宇野選手。
昨シーズンはコーチ不在で思うような演技ができず苦しい時期もあったが、ステファン・ランビエールコーチのもと滑る楽しみを取り戻し、気持ちも新たに再スタートを切った。
昨年の全日本選手権ショートでは、疾走感のあるプログラムを生命力たっぷりに踊り、ノーミスの演技を披露。フリーでもしっとりした世界観を伸びやかなスケーティングで表現。笑顔で滑り切り、見事完全復活を果たした。
昨シーズン終了後、新型コロナウイルスの影響により拠点のシャンペリーに渡れない間は、オンライン上でスイスにいるランビエールコーチの指導を受け、トレーニングを実施。9月にスイスに戻ってからは、信頼できるコーチ、リンクメイトたちとともに充実した日々を送った。
直近最後の試合となった2月のチャレンジカップでは、それまでミスが続き鬼門とされていた4回転サルコーに挑戦。
3点近い加点がつく出来栄えで成功させている。 全日本選手権でもミスを恐れることなく、自分自身の限界に果敢に挑んでいく宇野選手らしい姿に期待。
初めて全日本選手権の表彰台に上がった長野の地で、久しぶりに試合で滑ることができる喜びを「Great Spirit」の疾走感のあるメロディにのせて爆発させる。
スーパースラムの偉業を達成した四大陸選手権から、約10か月ぶりの実戦。
昨シーズン後半、急遽プログラムを平昌オリンピックで金メダルを獲得した伝説の「バラード第1番」、「SEIMEI」に変更したこともあり、今シーズン一体どんなプログラムを用意しているのか誰も予想がつかず、すべてがベールに包まれていた。
そして23日夜、ショート、フリーともに新プログラムを披露することを発表。 オンライン上で振付師による指導を受け、ショートはジャンプ、ステップの配置以外自身で振付を考えたとのこと。
新型コロナウイルスの影響により1人で練習を余儀なくされた期間、自分のスケートを見つめ直すことで完成したプログラム。羽生選手の飽くなき探求の成果と、全日本での王座奪還の行方に期待は高まるばかり。
2つのプログラムの全貌が明かされる時、また新たな伝説が生まれる。
前回の全日本選手権でジュニアながら宇野選手、羽生選手に次いで表彰台に上り、四大陸選手権でも銅メダルと、シニアでも十分に戦えることを証明した鍵山選手。
待望のシニアデビューとなった今シーズンも、初戦からISU非公認ながら世界歴代5位相当の得点で優勝し、一気に今シーズンの主人公の座へと躍り出た。
シーズン途中にフリープログラムを変更。その直後の試合は課題の残る結果となったが、膨大な練習量をもってグランプリシリーズNHK杯では見事プログラムを自分のものにしていた。 NHK杯フリーでは、今シーズンから取り入れた4回転サルコーに4.07点の加点がつくなど、質の高いジャンプを武器に圧巻の演技で優勝。
この勢いのまま、今年最後の大舞台でもトップを狙う。
4年連続世界選手権の代表に選出され、日本の男子フィギュアスケート界をけん引する存在である田中刑事選手。
夏に負った右膝のケガと闘いながら掴んだ全日本選手権出場の切符。
NHK杯のフリーでは美しい4回転サルコーを披露。何度もトリプルアクセルにチャレンジし、最後まで”攻め”の姿勢を崩さず総合4位に。苦しんだケガから復調の兆しを見せた。
昨シーズンから継続したプログラムは、ショート、フリーどちらも田中選手の個性が詰まったナンバー。
会場を一体化させるようなパーフェクトな演技の完成は、もうすぐそこまで近づいている。
昨年ジュニアグランプリファイナルで優勝し、今季からシニアに参戦した佐藤選手。 ジャンプセンスに定評があり、日本人では現在羽生選手と佐藤選手しか実戦で成功させていない4回転ルッツが武器。
さらに今シーズンはジャンプに加え、スピンやステップにも重点を置いている。 謙虚でシャイな性格だが、男気あふれる勝負師の一面も。昨年の全日本選手権のショートでは、ジュニアの試合ではショートに組み込めない4回転ジャンプに急遽挑戦。しかも体力的に厳しい最後のジャンプを4回転に変更し、見事成功。周囲を大いに驚かせた。
10月の関東選手権で股関節を痛め、練習時間を取れなかったことが影響し、先日のNHK杯ではジャンプに乱れが出て、総合5位。だが強化した成果が実を結び、スピンはすべてレベル4、さらに表現面でも進化を見せてくれた。
さらに自身も目標と話す”安定感”まで手に入れれば、一気に表彰台まで上り詰めるだろう。
シニア4年目、技術・表現力ともに磨きがかかり、年々深みを増した演技を見せている友野一希選手。
前回の全日本選手権では、まさかのショート11位発進となるも、フリーで4回転2本をクリーンに着氷。気迫のコレオシークエンスを披露し、演技後は達成感に涙があふれた。
プログラムはショート、フリーともに昨シーズンから継続で、特に今シーズンはショートの完成度が上がっている。ノーミスの演技をそろえることができれば表彰台も射程圏内。
直近のNHK杯では銀メダルを獲得するも、優勝を目指していただけに悔しさを滲ませた友野選手。安定感の増したジャンプと、NHK杯で2点以上の加点を獲得した唯一無二のコレオシークエンスでその雪辱を晴らす。
前回大会7位の山本草太選手は、今シーズンより大学を休学し、スケートに専念。コーチも変わり、新しい環境で練習に励んでいる。
10月末に行われた西日本選手権ではすべてのジャンプに果敢にチャレンジし、見事に優勝。NHK杯ではショート、フリーともにジャンプが決まらず苦戦したが、美しいスピンやスケーティングは高い評価を得た。
ノービス時代に滑ったことのある思い出のプログラム「ドラゴン」で、さらなる飛翔を目指す。
ミスが続いてしまい10位と不本意な結果になってしまった昨年の全日本選手権。
単身スイスに渡り、ランビエールコーチの指導のもと練習に励む島田高志郎選手は、今シーズンはまだスイスのローカル大会に出場したのみ。
ショートでは情熱的なフラメンコ、フリーは昨シーズンよりジャンプの難易度を大きく上げた構成で、ランビエール振付の壮大なプログラムを日本の観客の前で初披露する。