【見どころ】
熾烈な国内争いが繰り広げられることになりそうなロステレコム杯。
注目はなんといっても昨シーズン慢性副鼻腔炎の治療のため休養していたミハイル・コリヤダの帰還。ショート、フリーともに異なる雰囲気のプログラムを用意し、エンターテイナーの姿を存分に味わうことができる。ロシアカップ第3戦では、4回転ジャンプはトーループのみにも関わらず合計283.44点のハイスコアを記録。本来の調子を取り戻し、彼の武器である美しい4回転ルッツまで組み込むことができれば、更なる高得点が期待できるはず。
昨シーズングランプリファイナル出場、欧州選手権で優勝も決めたドミトリー・アリエフ。 今シーズンのショートは平昌オリンピックでも使用した「仮面舞踏会」。衣装のカラーも新たに、クラシカルな曲にのせて優雅な舞を披露。真っ白な手袋で仮面を付け、豪華絢爛なマスカレードへと観客を誘う。
昨シーズン世界ジュニア選手権で優勝を果たしたロシアのホープ、アンドレイ・モザリョフが今シーズンよりシニアへ。 ショートから4回転ジャンプ2本に、トリプルアクセルという高難度の構成でトップ選手たちに挑む。
その他にも、ロシアカップ第1戦、第2戦優勝のアルチョム・コバリョフ、第4戦優勝エフゲニー・セメネンコなどフィギュア大国ロシアの若手選手の台頭も見逃せない。
アゼルバイジャン代表ウラジーミル・リトヴィンツェフは、ショートにスパニッシュなプログラムを用意。加点が狙える安定した4回転トーループと滑らかなスケーティングに注目。